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有名なジャズミュージシャン。ジャズの歴史を飾るプレイヤーたち

「ジャズ」という音楽ジャンルは実に100年以上の歴史を持ち、時代の空気を吸収しながら、革新的な技術を取り入れて発展し、さまざまなアプローチを試みることで、他ジャンルにも大きな影響を及ぼし続けています。

ロックやヘビーメタル、クラブ・ミュージックにいたるまで、ジャズのエッセンスを取り入れて独自のサウンドを鳴らしているアーティストは多く存在していますよね。

今回の記事は、そんなジャズの歴史において貴重なレガシーを残し、その才能とジャンルへの貢献から敬意をもって「ジャズ・ジャイアンツ」と呼ばれる偉大な音楽家たちを紹介します。

これからジャズを聴こう、と考えている方もぜひチェックしてみてください!

有名なジャズミュージシャン。ジャズの歴史を飾るプレイヤーたち(21〜30)

Work SongCannonball Adderley

Cannonball Adderley Sextet – Work Song (Jazz Scene, 1962)
Work SongCannonball Adderley

情熱的な演奏でリスナーの心をグッとつかむのはキャノンボール ・アダレイです。

弟のナット・アダレイはコルネット奏者で、共演もしています。

彼の洗練された音選びや、遊び心の感じられるテクニックなど、ソリストとしては尊敬できるところが多すぎるサックス奏者です。

ChromazoneMike Stern

ジャズの心とロックの魂を併せ持つ、アメリカ出身のギタリスト、マイク・スターンさん。

彼のソロ作品の中でも特に人気の高い『Upside Downside』では、ジャコ・パストリアスさんやデイヴィッド・サンボーンさんといった豪華メンバーと共演しています。

ブルースの心に深く染み入る泣きのフレーズを奏でたかと思いきや、次の瞬間には息をのむような高速のビバップフレーズが飛び出す、その演奏はまさに圧巻!

コーラスやディレイを駆使した浮遊感のあるサウンドも彼の代名詞ですよね。

両腕に大怪我を負いながらも不屈の精神で復活を遂げた姿は、多くの音楽ファンの心を揺さぶりました。

有名なジャズミュージシャン。ジャズの歴史を飾るプレイヤーたち(31〜40)

MistySarah Vaughan

Sarah Vaughan – Misty (Live from Sweden) Mercury Records 1964
MistySarah Vaughan

アメリカの黒人女性ジャズ・ボーカリスト、サラ・ヴォーンは、「女性ジャズ・ボーカリスト御三家」と呼ばれた中の一人です。

中でも彼女の歌声は、その幅広い音域と美しいビブラートにより、力強い存在感を放ちました。

同時代のジャズシンガーとしては珍しく、ポップソングのレコーディングも多く残しています。

WinelightGrover Washington Jr.

Grover Washington Jr. – Winelight – 8/13/1988 – Newport Jazz Festival (Official)
WinelightGrover Washington Jr.

フュージョンにR&Bのテイストをミックスして聴き心地が良いスムーズジャズの創始者で、ジャズ・フュージョン界を代表するサックス奏者がグローヴァー・ワシントン・ジュニアです。

「Winelight」は、サックスの優しい音色で心落ち着く癒し系のジャズ曲です。

Feel Like Makin’ LoveLarry Coryell

「フュージョンのゴッドファーザー」の愛称で親しまれる、アメリカのギタリスト、ラリー・コリエルさん。

ロックのエネルギッシュな魂とジャズの洗練された技巧を融合させた彼のギターは、まさにジャンルの壁を打ち壊すかのようですよね。

彼が結成したザ・フリー・スピリッツは、ジャズロックの扉を開いたと評価されています。

特にチック・コリアさんらと共演したアルバム『スペイシズ』は、後に25万枚のセールスを記録した歴史的名盤!

この一枚が、後のスターたちの活躍につながったというエピソードには、音楽のドラマを感じずにはいられません。

その革新的なギタープレイを聴けば、きっとあなたもフュージョンの虜になること間違いなし!

CountdownVictor Bailey

伝説のベーシスト、ジャコ・パストリアスさんの後任として名門ウェザー・リポートに抜擢されたのが、アメリカ出身の天才、ヴィクター・ベイリーさんです。

ドラマーのオマー・ハキムさんと築いた強力無比なリズムセクションは、バンドに新たなグルーヴを吹き込みました。

彼の真骨頂は、まるでボーカルのように歌い上げるメロディアスなベースライン!

「スキャット・ベース」と称される独創的なソロは、聴く人の心を一瞬でわしづかみにします。

ジャズ・フュージョンの枠を軽々と超え、マドンナさんなどポップスターの楽曲にも豊かな彩りを与えた彼のプレイに触れれば、ベースという楽器の無限の可能性に魅了されるはずですよ!

When You’re SmilingBillie Holiday

サラ・ヴォーンやエラ・フィッツジェラルドと同じく御三家として後世に名を残した女性ジャズシンガーです。

ブルースをベースにした歌い方は即興的なアレンジに優れており、究極のジャズ・ヴォーカルと呼ばれ称賛されました。

多くのジャズファンを惹きつけて止まないレジェンド。