切ないボカロ曲。心に刺さる名曲たち
今回は心に突き刺さる、切ないボカロの楽曲をまとめてご紹介します。
恋愛系、孤独感に寄り添ってくれるもの、感動的な作品など、たくさんのジャンルからピックアップしていますので探せばきっと、あなたの心に寄り添う1曲が見つかるはずです。
思いっきり泣きたい方、悩んでいることにしっかりと向き合いたい方にオススメな曲ばかりです。
それぞれの曲に宿るストーリーもじっくり噛み締めながら、ぜひチェックしてみてくださいね。
切ないボカロ曲。心に刺さる名曲たち(91〜100)
きみのとなりfin

どこまでも広がっていくような美しい音像に心が落ち着きます。
ボカロP、finさんが手がけた『きみのとなり』は2024年7月にリリースされたバラードナンバー。
ピアノと鈴の音色を主体に進んでいき、後半ではストリングスのアレンジが加わります。
その深みのあるサウンドと、ぽつりぽつりと言葉をこぼすような歌声が見事に調和しているんです。
「疲れてしまったから一緒に休もう、その間君の話を聞かせてほしい」歌詞のはかない世界観もまた、よく合っているんですよね。
finさんの作品はどれもが、心の琴線に触れてきます。
メリューn-buna

「灯篭流しの唄」とn-bunaさん本人が語っていたように、聴いていると、静かに流れていくたくさんの光がイメージ映像として浮かんできます。
美しい歌詞や心にしみるメロディーはもちろんですが、何よりはかなげに響くミクの歌声がそうさせるのでしょう。
ノンブレス・オブリージュピノキオP

現代社会の生きづらさ、息苦しさを風刺したような、考えさせられるボカロ曲です。
『すろぉもぉしょん』『腐れ外道とチョコレゐト』など数々のヒット作を生み出してきたマルチクリエイター、ピノキオピーさんの楽曲で、2021年に公開されました。
物静かにも感じられる曲調ですが、スピード感とたたみかけるメロディーのせいか、感情の波が押し寄せてくるかのように思える、とてもエモーショナルな仕上がり。
さまざまな音楽ジャンルのエッセンスが取り入れられたハイセンスなサウンドアレンジは、さすがピノキオピーさんと言ったところでしょうか。
右肩の蝶のりP

飽きないメロディーとして定評があります。
鏡音リンのイメージに反して、大人びた曲調と歌詞に仕上がっており、世代を問わないポップ性を感じます。
鏡音レン歌唱によるセルフアレンジもされました。
こちらはより明るい曲調です。
あくむのひかり香椎モイミ

美しさと重さが共存している作品です。
『キャットラビング』のヒットでも知られているボカロP、香椎モイミさんの楽曲で、2025年9月に公開されました。
本作は痛みや依存をテーマに、自分の存在意義を問いながら他者との関係に苦しむ主人公の姿を描いています。
その救いを求めるさけびを表現した初音ミクの歌声が、感情的で切ないんですよね。
ぜひじっくりと物語にひたってみてください。
orz…いーつ

チルなサウンドの奥に不穏な空気感がただよう、アンニュイなボカロ曲です。
ボカロP、いーつさんが手がけた『orz…』は、2024年7月にリリースされたナンバー。
浮遊感のある音像とミクの舌足らずな歌声が特徴的です。
歌詞の世界観は絶望の淵にいる主人公が天使に救いを求めるもの。
彼女に何があったのか……歌詞やMVで考察がはかどります。
かわいくて病んでいる曲をお探しであればぜひチェックしていってくださいね!
トリノコシティ40mP

胸に渦巻く孤独感を投影した、リズミカルかつ切ないボカロ曲です。
長年ボカロシーンの第一線で活躍している40mPさんによる楽曲で、2010年7月に発表されました。
軽やかなギターフレーズと曲全体を包み込むストリングスの美しい音色が印象的。
曲調と歯切れのいい歌い方との相性がすごく良いですよね。
しかし歌詞のメッセージ性ににじむのは、生きづらさや心苦しさ。
ちなみにこの曲、2017年に実写映画化されていますので、まだであればぜひご覧になってみてください。





